コウノトリ保全セミナー2022
「日中韓のコウノトリの保全の現状と課題について」
【開催要項】
IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種(Endangered:EN)に分類され、ロシア、中国、韓国、日本などに生息しているコウノトリ。その保全活動として、各国では様々な取り組みが行われている。
例えば日本国内では、1988年に飼育下で初めてコウノトリが繁殖した後、2005年からは放鳥が開始され、2020年には国内の野外個体数が200を超えるに至っている。また、日本と同様に野外個体群が一度消滅した韓国では、2015年からコウノトリの放鳥が始まっている。一方、中国では、最大の越冬地である江西省ポーヤン湖で約6,700羽のコウノトリが確認されたという報告が最近なされている。
今回、IPPM-OWSでは、日本、韓国、中国におけるコウノトリ保全の最新の状況と課題について情報共有するとともに、今後、各国の関係者が国際的な連携を図りながらコウノトリの保全活動をさらに推進していくことを目的として、コウノトリ保全セミナー2022「日中韓のコウノトリの保全の現状と課題について」を開催する。
1 日 時:2022年1月15日(土)
13:30~16:30(入室開始13:00)
2 開催方法:ZoomによるWEB開催(参加費無料 定員:先着300名)
3 内 容
講演1 「日本におけるコウノトリの保全と課題について」
発表者:高見 一利
豊橋総合動植物公園 動植物園長
JAZA生物多様性委員会 国際保全事業部長
IPPM-OWS 代表
*JAZA(公益社団法人日本動物園水族館協会)
講演2 「中国におけるコウノトリの保全と課題について」
発表者:蘇 雲山
一般財団法人 環境文化創造研究所 主席研究員
講演3 「韓国のコウノトリの再導入プログラムの現状と歴史」
発表者: 金 修敬(キム スギョン)
禮山コウノトリ公園 先任研究員
(韓国語→日本語の通訳あり)
講演4 「鳥類保全における国際連携」
発表者:出口 智広
兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科 准教授
兵庫県立コウノトリの郷公園 主任研究員
IPPM-OWS域内保全作業部 部会長
質疑応答(チャットにより質問を受け付けます。)
4 主催・後援
(1) 主催
・コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)
(2) 後援
・公益社団法人日本動物園水族館協会
・公益財団法人東京動物園協会
・豊橋市(豊橋総合動植物公園)
・兵庫県立コウノトリの郷公園
・兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科
5 助成
このセミナーは公益信託サントリー世界愛鳥基金の助成により開催いたします。
6 申込方法
以下の申込用アドレス、もしくはポスターにあるQRコードのいずれからか申込をお願いいたします。
申込用アドレス:
https://req.qubo.jp/ippm-ows_seminar_2021/form/a3uwSUqY
【締 切】2022年1月11日(火)送信分まで有効